「あの~…1人で来たんですか?」
「えっ!?違います。友達とですけど?」
「何号室ですか?急に、消えたらびっくりすると思うので…俺が言いに行ってきます!!」
「え?私も行きますよ。みんなに、話したい事もあるので!!」
「分かりました。それなら、肩かします!!」
「あっ、ありがとうございます。」
この人名前何て言うんだろ…?
そんな事を思っていたら…

「俺は“草野歩(くさのあゆむ)”って言います。西上高校2年!!ねぇ、君…良く見たら“高西高校のえみさん”に似てる!って周りに言われない?」

えっ?
そのえみなんですけど…(゜∀゜;ノ)ノ

「えみさんって、みんなと違うオーラがあって、かっこいいんだよね~…それに、可愛いし、友達思い出し!!」
「あの~…言いづらいんですけど…私が“えみ”です…。」
「へぇ~だよね~似てるって…え゙~!!!!あっ!ごめんなさい!俺、全然気づかなくて!」
「あっ、メイクいつもより濃いくしたし、友達も気づいてなかったんだから(笑)」
「俺、最悪だ~!!中学の頃からずーっとえみさんの事見てたのに…全然分かんなかった~。」
「えっ?私と同中?」
「そうですよ!!しかも、中学、ずーっと一緒でしたし!」

こんな人居たっけ?

「じゃぁ、綾乃は知ってる?」
「当たり前ですよ!!えみさんの“右腕!西田綾乃”ですよね?俺も、中学の時“女に産まれたかった”って何度思った事か!」
「(笑)」
「ちょっと、笑わないで下さいよ!!すっげー悩んだ事あるんですよ!!それか、えみさんの弟の“流星くんになりたい”と思った時もありましたし。」
「歩くんウケる!!笑」
「笑わないで下さいって~”(ノ><)ノ」

そうなこんなしながら
もう、206号室に着いてしまった。