多分…昨日の事を流ちゃんに喋ってるのだろう。
「歩?今日学校は?」
「あ~。休んだ」
「何で?!」
「ちょっとえみさんが心配で…」
「なん…で…」
「う?」
「なんで歩はそこまでしてくれるの?!!」
「えみさんが…好きだから…」
「それは私も好きだよ…」
「えみさんは俺の事“ダチ”としてでしょ?俺は違う!!俺は“恋愛”としてえみさんが好きなんだよ!」
私がオッケーしたら付き合うって事でしょ…?
私がオッケーしなかったらこの関係が壊れるんでしょ…?
それは嫌だよ…
どうしよ…
「まだ答えないで下さい…。えみさんはまだ俺の事知らないから…。だから…もっとお互いに知ってからまた挑戦します!!」
「…ありがとう」
たっちゃんと流ちゃんがこっちに向かってきた。
多分話が終わったんだろう。
流ちゃんが産まれる前の事で流ちゃんが小4になって聞かされた事だ…。
「えみちゃん。次立ったり座ったりの練習してみようか!」
「うん」
たっちゃんはそう言って私の手を持って私を立たせたり座ったりさせた。
「今日はこの辺で終わらせようね」
「うん。自分で車椅子まで行きたい」
「俺、手貸すよ」
「ありがとう(^_^)流ちゃん」
そう言って私は流ちゃんの手を持ってゆっくり歩いて車椅子に向かった。
何回か足が痛かったけど頑張って車椅子に着いた。
流ちゃんが車椅子を押して私の病室に戻った。
病室に戻りご飯を食べた。
「流ちゃんと歩はご飯食べた?」
「食べたよ」
「俺、今日学校休んだから!!」
「うん。歩から聞いたよ」
私は食べながら流ちゃんと歩と喋った。
