アタシが黙っていると、拓人は話続けた。


「もしかしてリナちゃんのコト気にしてる??」


……リナ。


久しぶりに聞いた名前だった。


アタシは戸惑いながら、

「リナ??……。何かあったの、リナと??」



そう言った。


「……(笑)。リナちゃんのコトなら大丈夫だよ。何も心配しなくていいから。」



゙え??大丈夫って何が??″


笑顔で答える拓人にアタシは戸惑った。


「リナちゃんなら、今頃ユウジ君と仲良く付き合ってるよ。この前さ、最後にリナちゃんに会った時、亜美が外でユウジ君と話してたでしょ。あの時に、リナちゃんには俺の気持ち話したから…。」


…………。



゙俺の気持ち??……。あ、それでリナから連絡来なくなったんだ。それにしても、拓人は何を話したんだろう…。″