今日は土曜日。


四人で会う日だ。


アタシは朝から憂鬱な気持ちだった。


そして、待ち合わせ場所へ向かう重い足取り。


今日は拓人が先に着いていた。


「拓人!!ごめんね、今日は無理言っちゃって。」


拓人は笑いながら、


「亜美の大切な友達でしょ。俺も是非、会ってみたいし~。」


……………。


゙リナは大切な友達なんだけど…。″



時計を見ると、20時。



゙あの二人、また遅刻だ…。時間にルーズだなぁ…。″



そう思っていると、


「亜美!」


元気よく遠くからアタシの名前を呼ぶリナの声…。



゙ついに来たか…。″



リナは、今日も熱帯魚のようにキレイに着飾っていて、その隣にはアタシの苦手なユウジがいる。


アタシが拓人を紹介しようとすると、リナが、


「はじめまして。亜美の親友のリナです!それと、私の彼氏のユウジです。よろしく!!」


……………。


゙出たー!いつものリナ…。″