「……静かだね~」


四人は優華の家をこっそりと抜け出した。


もう夜中なのでさすがに皆寝ているようだ。



静まり返った住宅街は不気味に感じた。




「てかあたしらパジャマぢゃん!!笑」


「寒~…」



春奈も抵抗をやめ結構楽しんでいる様子だった。



「まだつかないの~?」


「もうすぐだよ!
ほら、あれ!」



ゲームセンターが見えたことで四人のテンションは一気に上がった。




――ウィーン



普通18才未満はゲームセンターに入ったらいけないけど、
ここは店員が甘いので意外とすんなり入れる。



人は少ないけどゲームの雑音でその違和感もあまり感じなかった。



「早くプリとろうよ!
どの機種にする?」



「ん~どうしよ?」