キミとの出会いは、幼稚園。
初めてのキミの印象は明るくて面白かったんだ。
キミは、私をどんなふうに思ったのかな?
その時好きな人はキミなんかじゃなかったんだ。
今考えると近すぎて気付かなかったんだよね。
キミを『好き』って気持ちが・・・・・。

「ユウ君!!」
毎日毎日、私はキミと一緒に遊んでた。
「あ! チホちゃん!!」
2人の会話は、この2言からスタート!!
それで、親たちの向かえが来るまで、他の友達とかと混ざってみんなで遊んでた。

それでいいと思ってた。
毎日が『楽しい』って感じれるなら。

そんなある日だった。
「今日は、縄跳びやろっか」と、先生はみんなに呼びかけた。
『はーい!!』 
「え・・・・。」
その頃の私は縄跳びが大っ嫌いだった。
どんなに頑張っても飛べずにいっつも半泣きだった。
でもその日は、いつもと違った。
「教えてあげよっか?」
声をかけてくれたのは、ユウ君だった。
「へ?」
半泣きの私にとってその一言は天の声にも感じた。
ユウ君は同じクラスの中でも『縄跳びが上手な子』の分類されていた。
「この時に飛んでみて!!」
ユウ君のおかげで私は、幼稚園卒業までに結構飛べるようになっていった。
「わぁ!!飛べた!!  ホントユウ君のおかげだよ!!」
「チホちゃんは頑張ればできるよ。」
その言葉は、本当に嬉しかった。
「毎日がこんなに楽しいならいいな」
そんな毎日を送って、私の幼稚園生活は、終わっていった・・・・。