「まぁ、その話は置いといて乾杯しましょ。」 陽の声と同時に、右手でグラスを持つ。 「今日デビューの那槻に!!」 「「「かんぱ~い!!!」」」 カチーン!! 店長の掛け声に合わせて、グラスを響かせる。 初めて自分で注いだビールは、格別に美味しかった。 「さぁ、今日が那槻のデビューだな。頑張ろうな。」 「マネージャー。頑張ります!!」 那槻は、笑顔で頷く。 さぁ、今日は忙しくなるのかな?