「…そうだね」

しばらくの、気まずい雰囲気を打ち破ったのは祥ちゃんだった。

「俺もそう思うよ」

祥ちゃんはそう言うと翔を抱きしめた。

「おじちゃん?どうしたの?」

翔はキョトン、としている。



私は…

泣きそうで、堪らなくなって目を閉じた。