罰って何?

田舎へ帰るって何?



一体、何なの?



俺はどうしたらいいの?



頭の中が混乱する。





「…祥太郎」

前にいた睦海がゆっくりと振り返る。

「このまま、別れていいの?」

睦海がポロポロと泣いていた。

その様子に少し驚きながら

「気が強い割には泣き虫だな、睦海は」

俺は苦笑いをした。

「今の俺には理解ある彼女がいるし、梓は梓の人生がある」

そう言って俺はみんなと逆方向を向いた。



これ以上、みんなと向き合えば。

俺の弱さが出そうだ。