幼なじみの彼と彼女〜大人編〜

「うわあ、懐かしい」

とにかく身体を休めなければ。

一緒に風呂場に入ると、梓は声を上げた。

昔は外で遊んだら。

よく一緒に入っていた。



今は…。

その『幼なじみ』という枠を越えて。

「…梓」

「祥ちゃん…」

俺はしっかりと梓を抱きしめる。



ようやく。

一人の男、女として。

向き合う事が出来た。