「…梓が子供を産んだら。
籍を入れようと思うんだ」
俺は母ちゃんを見つめた。
相変わらず母ちゃんは冷静で
「そう」
と呟いた。
本来なら女性は離婚して6ヶ月以内は再婚出来ない。
もし、妊娠していたらどちらの子供かわからないから。
でも梓の場合は子供が武紀の子供だとわかっているから出産した翌日から再婚出来る、と徹は言っていた。
「年末か年明けにでも式をして…」
「住む所は?」
母ちゃんが突っ込む。
「いや、まだ決めてない」
「梓ちゃんはどうしたい?」
母ちゃんはこの先の生活を心配してくれていた。
「…実は実家に戻る予定で大半の荷物を送ってしまいました。
マンションももうすぐ契約切れるし一度、実家に戻ります」
籍を入れようと思うんだ」
俺は母ちゃんを見つめた。
相変わらず母ちゃんは冷静で
「そう」
と呟いた。
本来なら女性は離婚して6ヶ月以内は再婚出来ない。
もし、妊娠していたらどちらの子供かわからないから。
でも梓の場合は子供が武紀の子供だとわかっているから出産した翌日から再婚出来る、と徹は言っていた。
「年末か年明けにでも式をして…」
「住む所は?」
母ちゃんが突っ込む。
「いや、まだ決めてない」
「梓ちゃんはどうしたい?」
母ちゃんはこの先の生活を心配してくれていた。
「…実は実家に戻る予定で大半の荷物を送ってしまいました。
マンションももうすぐ契約切れるし一度、実家に戻ります」


