幼なじみの彼と彼女〜大人編〜

泣く梓を後ろからしっかり抱きしめて。

首筋にキスをする。



そんな時。

梓のケータイが鳴った。



「…出ないの?」

俺は耳元で囁く。

「…うん」

しかし、あまりにもしつこいので

「俺が出ようか?」

起き上がると梓は俺の腕を握った。

「…出たら、揉めるよ?」

相手はあいつか…



それでも俺は机の上で鳴りつづけるケータイを取って梓に渡した。