母の心音(こころね)

「このノート何処で見たんやろ。末娘がな、お母さん一杯詩を作りなって言うたんや。本にしてやるからって。独り家に居って何かしないといたたまれなくなってな、その時の気持ちを書くようになったんや。寂しい時に生きるのが辛いことも何度かあったんや。文章は下手やで、詩にしたんや。上手に作ろうとして書いたんやない、ただその時の気持ちを素直に表しただけや。いたたまれなくなって書いただけや。人様に見せるような詩やないんや。だけどな、末娘がそう言うてくれたのはとても嬉しい、末娘が生きて居る限り、自分もこの詩も末娘と共に生き続けると思ったんや。そりゃ嬉しかった」



末の子が
与えてくれた我が命
娘と共に生きる喜び