「だいすきです!付き合ってください!」


生まれて初めての告白。

目の前にいる人は、
あたしが長年片想いしてた、クラスでは結構人気で、スポーツ万能な男の子。




名前は草野隼人(くさのはやと)。


殺風景なあたしと草野君しかいない放課後の教室。



放課後、草野君を呼び出して告白するまではよかったけど、



草野君がなんとも迷惑そうな顔をしてるのが、
あたしは不満だ。


フラれるの覚悟で、
草野君の返事を待つ。






重い沈黙があたしと草野君を包む。



沈黙が苦しい・・・。



まるで時が止まったみたいに。