-先生目線-
あいつ何処行った?
さっきの場所に戻ってはみたが誰もいない
あのやろうと一緒に行っちまった…とか?
くそ…っ!!!!!!
一緒に居ればよかった。
ただ後悔だけが残る
バっと頭を上げると遠い視線の先に未優がうずくまっていた
もしかして…泣いてる?
なんで?
考えるよりも先に体が動いていた
そばまで駆け寄り肩を掴む
「おいっ!!!そ、…その…っ!」
「せんせ…。帰ってきてくれたの?」
は?
「だって…先生あたしが蔵祈先生としゃべってたから怒ってたんでしょ?」
いや。
だって…
俺が悪いのか?
でもあんなに親しそうにしゃべっていたら邪魔だろ?

