「俺、瑞希を起こしてきます」

俺は食堂を出ようと半回転した

「あ、私も! 私は三沢くんを起こしに行くわ」

真琴も歩きだした

「じゃ、私は谷さんを」

実花も動き出す

俺達3人は2階にあがると、それぞれ目的の部屋に分かれた

俺は瑞希の部屋をノックした

3回ほど鳴らすが、何の応答もない

まさか……開かないよな
鍵もせずに寝ているなんて…

俺はドアノブを捻ってみる

ドアはゆっくり開いて行った

そういえば、昨日実花が部屋から出てきた
そのさいに、鍵はしてなかったのを俺は思い出した