「なあ、竜ボン……これってさぁ
犯行の引き金になる？」
瑞希が床に座って、携帯をいじっていた
「やけに静かだと思ったら…何やってんだよ」
俺は瑞希の前で足を止めた
瑞希が俺の顔を見てから、携帯をくるりと回転して俺に見せてきた
「なんかロックなんかかけているからさ
気になって……」
「ああ、十分、犯行の動機にはなる…がまだ証拠として弱いな
次は谷の携帯だ」
俺は瑞希に笑みを送った
真犯人がわかった
でもまだ爪が甘い
強力な証拠にはならない
谷の携帯を見て、それから考えるのも遅くはないだろう
「え？ ちょ……まだ他に部屋に行くんか？」
「ああ
真実まであと一歩だ」
俺は瑞希に携帯を元に戻すように言ってから、部屋を出た
「何してるの？」
女の低い声が聞こえてきた
俺は振り返ると、真後ろに怖い顔をしている真琴と冷ややかな目をしている実花が立っていた
犯行の引き金になる？」
瑞希が床に座って、携帯をいじっていた
「やけに静かだと思ったら…何やってんだよ」
俺は瑞希の前で足を止めた
瑞希が俺の顔を見てから、携帯をくるりと回転して俺に見せてきた
「なんかロックなんかかけているからさ
気になって……」
「ああ、十分、犯行の動機にはなる…がまだ証拠として弱いな
次は谷の携帯だ」
俺は瑞希に笑みを送った
真犯人がわかった
でもまだ爪が甘い
強力な証拠にはならない
谷の携帯を見て、それから考えるのも遅くはないだろう
「え？ ちょ……まだ他に部屋に行くんか？」
「ああ
真実まであと一歩だ」
俺は瑞希に携帯を元に戻すように言ってから、部屋を出た
「何してるの？」
女の低い声が聞こえてきた
俺は振り返ると、真後ろに怖い顔をしている真琴と冷ややかな目をしている実花が立っていた
