着いてから10分過ぎて、剛が言った。





「前から…てか4年前の合コンの時からずっと好きだった…」





って。





あたしは初めて知った。





剛はあたしの事を想ってくれていた。




そう思うと涙が出てきた。




物凄く泣いた。





「おい…!泣くなよ」





「だって…思いもよらなかったから、だから…嬉しいじゃん」





「良かった。…奈緒、セフレじゃなくて正式に付き合ってくれ」





あたしはまた泣いた。




そして、コクリと頷いた。




「よっしゃ〜!!」





横で剛が喜んでいるのをあたしは、涙を拭いて笑った。