彼女な彼氏㊤




直斗は

『兄貴さ、ちなのこと好きだったんだ。』


『え………』


『で、ちなの家に想いを伝えに言ったんだ。』


『なんで、なんで。』


『だから両想いだった。ちなの恋、実ったんだよ。ちなは頑張ったから。』


その言葉が何よりも泣けてきた。