「今から7年前、混沌郷から一人の人物が神召喚を行った
 神は召喚され、神を操り街に水をひいたりして人々から信頼された
 そして、事無きを終える筈だったけど、神を別な事に利用し始めた
 欲しい物の為に平気で生物を殺した
 終には世界を滅ぼそうとした
 それには、新たな世界を創らなくてはならない
 自分が生きられないから
 その為にも元の世界、アンタの世界と同様にしなければならなかったの
 だから、自分が生きられるように神を再び召喚した」
「何故だ?」
「神にもいろいろな神が存在するからね
 その神は時間、時空、次元を司る神だったの
 次に行ったのは2体の神を同時進行させて新たな世界を創る事
 世界の表面は最初に召喚した神で創り、内部、構想は次元を司る神に創らせた」
「ちょっと待て」
有り得ないじゃないか!?
最初は俺の住んでいた世界一つだったのに混沌郷からの使者に世界を創世
これで2つの世界が出来た
そうなれば、レナの世界はどうなるんだ?
話の内容からして使者に創世された事になるが・・・・
話が合わない
レナの解釈によれば、俺の世界からレナの世界が生まれ、レナの世界から混沌郷が誕生
しかし、さっきの話だとこうなるんじゃないか?
レナの世界から混沌郷は創世されていない
ましてや派生の源である俺の世界からは何も生まれていない
混沌郷からレナの世界が生まれている事になってしまう