クラスの表が貼ってある。

あたしはクラスが分ってるんだけど、颯太のクラスを確認中。

「あった。」

『どこのクラスだった?』

「みっちゃんと一緒。」

そう言ってめったに笑わない颯太がにこっと微笑む。
コレが幼馴染じゃなかったらドキドキするんだろーなー。

『おー。よかったじゃん。あたしも知らない金持ちばっかじゃやだったし。』


そんなやり取りをしていると

“確認が終わった人から各自教室に向かってください。”

と、アナウンスがかかった。


めんどくせー。

まあとりあえず・・・


『行くか。』