そんな風に思っていたので、別に快く送り出してもらえなくても仕方ないと思っていた。


嫌がられようがなんだろうが、私の生きる道はこうなんだ。


私は、次の会社を探すしかない。


そう思っていたから、

「課で送別会をやろう」

と課長が言い出したときには驚いた。



2コ上の先輩が幹事を引受けてくださり、

木目調で内装が統一された味のあるバーの一角を占拠して

15人ほどの送別会をひらいてもらった。