私は会社続けながら転職活動できるほど器用じゃないと思った。


それから、とにかく早く、この毎日の状況を打開したかった。


書類選考にこそ落ちたけど、リ○ナビのサイトは舐めるように読んでた。
(一日中仕事サボった日は時間はあったし)


サイトによれば、現職を続けながら転職先を探した人の転職活動期間は半年~1年ほど。


かなり長期間にわたり、しかも1社ずつ順に応募し、いい先があれば転職する、というスタイル。


ただし、リスクは低い。いい転職先が見つからなければ、転職しなければいいし。


反対に、会社を辞めてから転職活動に専念し、転職を果たした人の活動期間は、だいたい1ヶ月~3ヶ月ほど。


会社を辞めて一回無職になっちゃうからリスクは高いけど、何社も同時に応募してじっくり次の会社を選べる。


25歳、若くて健康で、別に養う妻子がいるわけじゃない。



折りしも、「第二新卒」なる言葉が流行し始めた時期。

失われた10年からやっと抜け出した、と言われ始めた時期。

景気は上向くという見方が多く、団塊の世代の大量定年により人手不足が心配され始めた時期。


しばらく新卒採用を控えていた日本企業には、第二新卒層の社員が不足していた。


私はちょうど、そこの年代。