「祐樹、祐樹ってばっ!」


美里が甲高い声で僕を呼ぶ


「靴下濡れたぁ、帰る」


いつも何かしら駄々をこねる。


生意気な感じだけど大目に見て僕ははいはいと返事をする。

美里が好きだから…