「ずっと佑樹としたかったから」
美里は涙を浮かべたままはにかんだ。
気付かなかった美里の気持ち。
美里は昔から高嶺の花で、僕は告白して玉砕しなかったのは奇跡だと思っていた。
時に不安だった。
美里を好きなのは僕だけじゃないかって。
美里はただ当たり前の様に甘えん坊を演じてるだけなんじゃないかって。
でも…
「佑樹、大好きだよ」
「え…」
美里が僕の腕に自分の腕を絡めた。
「なんか厳しい顔で考えてたから。言ってみたのっ」
そして、もう一度僕らは唇を重ねた。
今度は海に背を向けて…
美里は涙を浮かべたままはにかんだ。
気付かなかった美里の気持ち。
美里は昔から高嶺の花で、僕は告白して玉砕しなかったのは奇跡だと思っていた。
時に不安だった。
美里を好きなのは僕だけじゃないかって。
美里はただ当たり前の様に甘えん坊を演じてるだけなんじゃないかって。
でも…
「佑樹、大好きだよ」
「え…」
美里が僕の腕に自分の腕を絡めた。
「なんか厳しい顔で考えてたから。言ってみたのっ」
そして、もう一度僕らは唇を重ねた。
今度は海に背を向けて…
