午後の練習。
短距離の練習はスタートブロックを使う台数が限られてる。 スタートを練習できる回数は限られてる。
俺は、スタートの練習を一回だけにして、後は調整に費やしていた。
100mを5本走り、ダウンをかねてジョグ。
ストレッチをして、まだまだ皆が練習してるなか、ホテルに戻った。
「もう帰るの?」 唯一の知り合いが俺にそう問い掛ける。 「疲れたからさ。明日は早いし。美穂はどうする?」
「あたしは、帰るかな?」
こいつも、俺に似て適当にやってる口だ。
「ホテルどこ?」「亜希と一緒じゃないかな? 北海道は皆一緒じゃない?」
全然知らなかった。
「美穂。なんなら、一緒に帰るか?」
「いいよ。あたし、着替えてくるから、入口で待ってて。」 「了解」
美穂は、同じ管内にある高校の陸上エース。
強化指定選手の同期だ。
適当な女で、一緒にいて疲れない。 陸上の話をすることもないし、楽だ。
美月。あいつ今頃勉強してんのかな?
部活かな? 後で連絡してみるか。
短距離の練習はスタートブロックを使う台数が限られてる。 スタートを練習できる回数は限られてる。
俺は、スタートの練習を一回だけにして、後は調整に費やしていた。
100mを5本走り、ダウンをかねてジョグ。
ストレッチをして、まだまだ皆が練習してるなか、ホテルに戻った。
「もう帰るの?」 唯一の知り合いが俺にそう問い掛ける。 「疲れたからさ。明日は早いし。美穂はどうする?」
「あたしは、帰るかな?」
こいつも、俺に似て適当にやってる口だ。
「ホテルどこ?」「亜希と一緒じゃないかな? 北海道は皆一緒じゃない?」
全然知らなかった。
「美穂。なんなら、一緒に帰るか?」
「いいよ。あたし、着替えてくるから、入口で待ってて。」 「了解」
美穂は、同じ管内にある高校の陸上エース。
強化指定選手の同期だ。
適当な女で、一緒にいて疲れない。 陸上の話をすることもないし、楽だ。
美月。あいつ今頃勉強してんのかな?
部活かな? 後で連絡してみるか。


