「お前ら、少しうるさいぞ。」俺は、いい加減イライラを押さえられなくなっていた。 「何よ?あんたが、喧嘩売ったんでしょ?」こいつら、本気でムカつく。「そうだな。疲れたから、ちょっと黙っててくれ」
「なによ。あんた。あんたの彼女は体も小さいし、馬鹿でしょ?」「あははは」

……俺は、キレた。奈央の顔を殴り飛ばした。教室の壁際まで殴り飛ばした。「てめぇ。いい加減にしろよ。許さねぇ」「亜希辞めて」「亜希。お前、辞めろ」柳田も叫ぶ。 俺は、止まらない。「美月に謝れ。あいつは、病気なだけだ。あいつ自身が一番気にしている事だ。謝れ」俺は奈央につめよる。奈央は泣きじゃくった。
「お前は、美月に酷い事を言った。お前が泣いてるように、美月だって泣きたいんだ。」
「本間何してる?」池田がすごい剣幕で教室にやってきた。
「ちょっと来い」俺は、職員室に連れて行かれた。


美月……。お前は、もぅ辛い思いをしなくていいんだ。
俺が、お前を守る。今日俺は決めた。