はぁ…… 疲れた。 最後の学芸会の準備が始まった。
俺達は劇。あかずきんちゃんらしい。
何が楽しいのか解らない。今は劇の配役決めだ… あかずきんを誰がやるか揉めてる。 俺は照明。俺は、3年生から照明しかしてない。
主役は重要なのだろう。ちなみに、推薦なのだが、美月ともう一人で割れてる。
どっちでもいい。早く決まれ。
「先生。多数決でいいんじゃないですか?」誰かが、提案した。「そうですね。皆さん。それでいいですか?」
皆賛成。これで終わる。 「では多数決をとります。片山さんがいいと思う人」21人。決定。美月だ。
「先生。不公平だと思います。奈央の方が可哀想です」クラスの馬鹿が言い出した。奈央?あぁ、そんな奴いたな…なんか目立つ奴だ。
「でもね。皆が多数決でいいと賛成したからね。」ケツアゴも困ってる。「あの、先生。あたし、主役なんて出来ないから、奈央ちゃんにやってもらった方が…」 美月優しいな…俺は、そう思ってた。 「じゃあ、最初からそう言えばいいじゃん。奈央可哀想」馬鹿が言い出す。周りの馬鹿2馬鹿3が相槌をうつ。 「そうだね。ごめんね」美月は謝る。「なら最初から辞退しなよね」……うるさい。「あ…。ごめんね」「うるせぇ。馬鹿が。」俺はキレた。「なに?本間君?」「黙ってやれ。美月が譲るっていってんだろ。誰がやったってかわんねぇから、ぐだぐだ言うな」教室が凍りつく。
「なんなの?本間君?酷くない?」「酷いのはお前らだろ?クラスの大半は、美月がいいっていってんだろ?なのに、わがまま言ったのはお前らだろ」 「何よ?あんた、片山さんと仲いいからって、調子に乗らないでよ?片山さんが好きなの?」 ムカつく…
「あぁ、俺は美月が好きだ。お前らは嫌いだ。だから、話したくない。さっさと主役らしく、練習しろ。」
言い合いは終わった。クラス中の視線を感じたが、愛利と美月の驚いた視線を一番感じた…
俺達は劇。あかずきんちゃんらしい。
何が楽しいのか解らない。今は劇の配役決めだ… あかずきんを誰がやるか揉めてる。 俺は照明。俺は、3年生から照明しかしてない。
主役は重要なのだろう。ちなみに、推薦なのだが、美月ともう一人で割れてる。
どっちでもいい。早く決まれ。
「先生。多数決でいいんじゃないですか?」誰かが、提案した。「そうですね。皆さん。それでいいですか?」
皆賛成。これで終わる。 「では多数決をとります。片山さんがいいと思う人」21人。決定。美月だ。
「先生。不公平だと思います。奈央の方が可哀想です」クラスの馬鹿が言い出した。奈央?あぁ、そんな奴いたな…なんか目立つ奴だ。
「でもね。皆が多数決でいいと賛成したからね。」ケツアゴも困ってる。「あの、先生。あたし、主役なんて出来ないから、奈央ちゃんにやってもらった方が…」 美月優しいな…俺は、そう思ってた。 「じゃあ、最初からそう言えばいいじゃん。奈央可哀想」馬鹿が言い出す。周りの馬鹿2馬鹿3が相槌をうつ。 「そうだね。ごめんね」美月は謝る。「なら最初から辞退しなよね」……うるさい。「あ…。ごめんね」「うるせぇ。馬鹿が。」俺はキレた。「なに?本間君?」「黙ってやれ。美月が譲るっていってんだろ。誰がやったってかわんねぇから、ぐだぐだ言うな」教室が凍りつく。
「なんなの?本間君?酷くない?」「酷いのはお前らだろ?クラスの大半は、美月がいいっていってんだろ?なのに、わがまま言ったのはお前らだろ」 「何よ?あんた、片山さんと仲いいからって、調子に乗らないでよ?片山さんが好きなの?」 ムカつく…
「あぁ、俺は美月が好きだ。お前らは嫌いだ。だから、話したくない。さっさと主役らしく、練習しろ。」
言い合いは終わった。クラス中の視線を感じたが、愛利と美月の驚いた視線を一番感じた…


