それでも二つの例を見れば、 どちらに自分がなりたいかと訊かれたら、 断然祖母の方がよかった。 母のようには、決してなりたくない。 だけどある日、何もかもが変わってしまった。 母がまた、何の前触れも無く帰って来たのだ。 平和な日曜日の夕方だった。 私が居間でうたた寝をしている時に、 祖母が慌てて部屋に飛び込んで来たのだった。