「え、待って下さい、もうちょっとで穿き終わりますから、 あと……うわ!」 「ごわっ! なっ……!」 正面から急にぶつかられて、私は仰向けに倒れた。 状況が分からなかったのだから、バランスを取ったり避けたりなんて、不可能だ。 「痛たたた……」 そして、重かった。 何だか滝野にも同じ目に遭わされたような気が……。 「あの、一人だと心細いんで……出来れば、そばにいて下さい」 「それ……今言う事ですか?」 ここまできたら、さすがに私も目を開けている。