部屋から出てっちゃ駄目なのかい、 と思いつつ、足元に目線を落とした。そして瞼も閉じる。 しばらくして、十郎さんがボソリと、 「……無防備」 ――かちんときた。 (誰の所為だと思ってるんですか?) 「まだ着替え終わりませんか?」 「はい、まだです。今ズボンを脱いでるところです」 「実況しなくていいです! セクハラですか!?」 「いえ、単にそこまで考えてなかっただけです。 悪気はありません」 「やっぱり私、外出ますね」