“俺様”大家の王国




(……え、十郎さん?)
 
画面の中にいたのは、心なしか憔悴した十郎さんだった。

いかにも飛び出して来ました、って感じの部屋着に、

いつにもましてボッサボサの髪の毛……そしてこの時間。

(何があったの……?)
 
彼は焦った様子で、早口にまくし立てた。

『おはようございます奈央さん! 

ちょっと心配な事があるんで、入っていいですか!? 

ていうか、入りますね!』

(えっ……ちょっ……!)

「すいません待って下さい! 

今着替えてます!」
 
下はスカートとレギンス。

しかし上半身はまだキャミソールで、下手したらブラジャー丸見えだ。