「…すごいなぁ」 おじさんがぽつりと呟く。 なんだか淋しそうな声だった。 「あ、おじさんちょっと忘れ物したから、星奈を頼むよ、2人とも」 「星奈どこー?」 勇人がきょろきょろと辺りを見回す。 確かにまだ会話をしていない。 「あそこだよ」 おじさんが指差した先には、小さな段ボールの影に隠れた星奈がいた。