「俺がいても
何の役にも立たねぇな」





彼の表情を見て


あたしは


もうやめようって思った。





あたしのために


こんなにしてくれた人を





あたしは


傷つけちゃったんだ。





それは


あたしの腕の痛みより


もっともっと


深い傷。








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