桜咲くこの並木道で

桜が芽を出した三月の始めのことだった。


「ユズ・・・

俺さ、実家帰んなきゃいけなくなった。」



それは突然の告白だった。




あたしにはわけがわからなかった。



「今年は一緒に桜見れない・・・。」



あたしには泣くことしかできなかった。



「来年、一緒に見よう?

絶対帰ってくるから!!

そしたら・・・」