桜咲くこの並木道で

駅に着いたのは、

四時より十五分早かった。



「おかえり」


そこにはハルの姿があった。



笑顔があふれる。


「ただいまっ!!」



ハルが朝と同じく手を差し出そうとする。

あたしは、ハルと同時に手をのばした。



相変わらず頬が熱くなったけど、

朝よりもっと、って

ハルに証明したかった。


あたしがすぐに手を出したことを、

ハルは喜んでくれた。



ハルの笑顔に、

あたしも笑顔になる。