桜咲くこの並木道で

ハルと歩く並木道は、

とても短く感じられた。



あっという間に出口だ。



あたしは

ハルの手を離すのが嫌でたまらなかった。



「このまま、

ずっとこのままならいいのにね」


ハルが言った。

同じ気持ちだったことが嬉しかった。



「アド、交換しよっか」


「うん!!」




携帯をくっつけながらハルが言った。


「学校、何時ごろ終わるの?」

「んと・・・四時?」


あたしが答えると、

ハルが少し赤くなりながら言った。



「駅で待ってても・・・いい?」



「うそっ・・・会いにきてくれるの?」




二人そろって笑った。


今の別れは辛いけど、

帰りがあるって思っただけでほっとした。




また、会える。


「じゃあ、またあとで。学校頑張れよ!!」

「・・・うん!!」