桜咲くこの並木道で

「おはよ。顔、赤いよ?」



そう言ってその人は、

あたしのあたまを軽く叩いた。



「おっ・・・おはよっ!!」


あたしは精一杯にそれだけ言った。


「驚かせてごめんな?

昨日のコだよね?

ずっと気になっててさ、

待ってた。」


その人は少し照れたようにそう言った。


あたしは何がなんだかわからなかった。




嬉しくて死にそうだった。


気がついたら、

涙があふれていた。