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「―…奈――奈々、ついたよ?」



きがつくと私の家の前まできていた。

「えっ?あ、ごめんね…私、寝てた……」


「いいよ。じゃ、また明日ね。」


奏はニコッと笑った。


「うん、じゃあね。」


私は奏のほうに振り向いて言ったら……



チュッ



「へへっ、だって奈々ったら、俺がいるのに寝ちゃうんだもん。これでチャラね。」


奏は今度はニヤっと笑った。