Nocturne(短編)









――――――……
――――……




それからどの位泣いたかわからない。



私はグランドピアノの上で突っ伏していた。


泣きつかれてしまった。


どんなに泣いても

どんなに待っても


奏がここにくることはなかった。


こんなこと、付き合って以来、初めてだった。