『そういえば…彼方君って何か誰かに雰囲気似てるなって思ったら 廉さんに似てんじゃないの!?』 そうかーやっぱり恋だ と一人ではしゃぎながら納得している奈津実には 「ちょっと!あんな奴のどこがお兄ちゃんに似てるって言うのよ!」 と私が胸倉を掴んで揺さぶっても何の効果も無かった あんな奴に恋なんか 恋なんか絶対に認めない!!