『俺、由香里にそんな悲しい顔させたい訳じゃねえんだ…』
私はそんなに悲しそうな顔をしてるんだろうか
やっぱり晴臣は大切な友達だし
罪悪感?…があるのは間違いない
晴臣は私の頭を撫でる手を下ろした
『てか俺悔しいんだけど…だって俺のほうが先に由香里に会ってたって言うのにさ
お前はあいつのところに行っちまうんだもんな』
晴臣が不機嫌な顔でぷくーっと頬を膨らませた
くすっ
私はなぜか笑っていた
『な、何だよ…』
晴臣は私を不思議そうな目で見てる
だって
分かっちゃったんだもん
私のために
雰囲気が暗くならないように
晴臣が気を使ってくれてるんだって



