姫に王子のくちづけを…






空き教室の前




中から物音はしない






ドキドキと高鳴る鼓動を抑え


ドアに手をかける






ここで

深呼吸を一つ





かっちかちに固まった体をゆっくり動かし



少しづつドアを開けた









からからから




独特の音が無音の空間に響き


それにさえも緊張してしまう







「も、森永先輩…?あれ?」













…来ましたけど


…いないんですけど



…さっきまでの緊張感何なんだって感じなんですけど!