「…奈津実、そんなに私って顔に出やすい?」
『出やすいと言うか…いっつも彼方君目で追ってる』
ああ、やっぱりあの由香里が恋してる~!
と、奈津実は続けた
うわ~…
何と分かりやすい恋した女の子のお決まり行動…
しまった、顔じゃなくて行動の方だったか
「…だけど森永先輩そんな雰囲気じゃ無かったよ」
これ以上突っ込まれちゃたまらないので
話を元に戻した
うん、何だか近くで見た森永先輩って
私が思ってたよりも可愛らしかった
明るすぎない茶髪だし
存在自体が何だかふわふわしてて女の子っぽいし
…ははは
何であんなに目がでかいんだろう
あんな目で見つめられたらどんな男でもいちころでしょ
「…しかもメイクしてなかったし」
すっぴんであのデカさ…
『時々思うんだけどさ、心の中だけで喋らないで
聞いてるこっちが毎回訳分からん』
プチッ
なんか
…奈津実の言い方からすると
私しょっちゅう心の中で喋ってるみたいに聞こえるんだけど
あ、私そんなに独り言多くないからぁぁっ!
(いや、この時点で多いだろ)



