姫に王子のくちづけを…






だけど私以外に

このクラスに『由香里』と言う人物はいない



私はゆっくり立ち上がって

ドアの所へ向かう





…さっきよりも減ったけど

それでも興味を持った視線が私を追いかけてくる








うう…
視線が痛い





『由香里ちゃん、突然で悪いけど…放課後時間ある?』




…なんでみんなお決まりのように放課後なんだ




「え…はい、大丈夫です」



本当は早く帰りたいんだけどな…





『じゃあ2階の…今使われていない教室って分かる?1つあるんだけど』



2階の空き教室…


彼方に…き、キスされた所





「分かりました、そこに放課後行けばいいですね?」


『うん、ごめんね。よろしく』




…森永先輩はそれだけ言うと遠ざかっていったので

本当に私だけにしか用事無かったんだなーと思っていた