「……いきなり悪かったな」


優しく、そしてどことなく悲しそうに神崎大翔は言った


体勢も体勢だけあってあたしは恥ずかしくて顔を背けた


すると
フワッとあたしの体が浮いたと思ったら神崎大翔の綺麗な顔と向き合うかたちになった………


つまり今あたしは神崎大翔の足と足の間に座らされている


恥ずかしくて顔をなかなかあげないあたしに神崎大翔は


「そらすなよ―………
俺を見ろよ」


優しく言う神崎大翔の言葉に操られたかのようにあたしは顔を神崎大翔に向けた