Love circumstance

ど…どうしよう…


返事をしたまま黙ったあたし…部屋には沈黙が流れていた。


「名前。」


神崎大翔の一言で沈黙は破られた。


でも…名前???!!っていきなり言われても誰??あたしの名前???いや神崎大翔があたしの名前なんか知りたいわけないだろうし……


「おい!!お前の名前聞いてんだろ」


「ッえ!!??あたしの名前聞いてたの???」


あたしのなんともとぼけた一言に神崎大翔の顔はみるみる不機嫌になっていった。