Love circumstance

「急いでるんだろ。門は閉めてやるから行けよ。」


ぎゅーっと目を閉じたあたしの頭上から聞こえた低く優しい声…


「えッ???」


あたしの頭は混乱中で、でもここにいるのも嫌だったから
「ありがとう。」
と言って校舎へ急いだ。


どうして神崎大翔があたしを助けてくれたのかも知らずにあたしはその場を後にしてしまった。