バレンタインの三日前

やっぱりいつもと同じ会話をした

杏奈「晴ーもー渡しなって~」

晴「語尾のばされると嫌な感じ」

杏奈「嫌も何もあと三日だよ」

晴「あたしにはバレンタインなんて・・・」





そんな会話をし今日は杏奈の提案で放課後

野球部の練習を見に行くことになった


カキーン

「ちゃんと打てよ」

雄大の声がする

やっぱり自分の目は確かに雄大を追ってる

一つ一つの動きをカッコいいと思ってる

自分がいる




でも、どう頑張ってもあたしが

雄大に追いつける訳ないんだ

走ったって追いつかない

手を伸ばしたって届かない


やっぱり私には見つめることしか・・・・