「えっ?」


顔上げる


翔……吾……?


「お前、何してんだよ?」

「え?別に何でもない」


「何もないわけないだろ!?………てんじゃん」


「えっ?」


「だから泣いてんじゃん」

アタシが泣いてる?


頬を触る…


あ…本当だ


アタシ。いつの間に…


「何があったんだよ!?」


アタシたちは公園のベンチに座る。


「何もない。ただ、沙織たちと言い合いになっただけ…」


「ふーん」


「だから、大丈夫」


「ん」


「ってか、何で翔吾がこんなとこに?」


「あ〜俺はタバコ吸いに来てただけ…」